電気通信サービス向上推進協議会

 

【第43回広告表示アドバイザリー委員会】

 

■日時 平成30730日(月)13:0015:00

 

■場所 電気通信事業者協会 会議室

 

■議題

(1)電気通信市場検証会議関係の取組みの状況(総務省)

(2)消費者保護ルールの実施状況のモニタリング定期会合の結果について(総務省)

(3)実効速度表示状況の確認について

(4)第37回広告表示検討部会での検討結果の確認

   (対象期間:平成304月~6月)

 

===

 

(1)電気通信市場検証会議関係の取組みの状況(総務省) 

NTTドコモの広告表示で移動通信料金からの割引であるにもかかわらず、FTTHからの割引であるかのような、

不適切な表示が一部あり行政指導を行った。(改善済み)。

さらに訴求事項がごく少数の利用者にのみ適用されるにすぎないにもかかわらず、一般に適用されるかのように

表示されている点に注視が必要。

 

(2)消費者保護ルールの実施状況のモニタリング定期会合の結果について(総務省) 

条件付き最安値を訴求する広告の適正性確保や、ショップ店頭のいわゆる立看板等での打ち消しのない

キャッシュバック表示なども改善が必要であり、場合によっては業界団体の広告チェック体制強化も含めて

検討をお願いしたい。

委員からは、

・ウェブサイト、店舗広告など、どうやってみていくのか難しい面もあるが、とくにウェブサイトは何かしら必要では

 ないか。

・まず状況をよく知る方に来てもらい、広告表示検討部会や広告表示アドバイザリー委員会でヒアリング

 できると有用。

などの意見があった。

 

(3)実効速度表示状況の確認について 

前回(本年5月)のアドバイザリー委員会では対象事業者3社(ドコモ、KDDI、ソフトバンク)Web

サイトを確認し、今回の委員会では直近の速度計測結果が反映された3社の総合カタログでの実効速度

表示状況について確認を行った。

「電気通信サービスの広告表示に関する自主基準及びガイドライン」および消費者目線に照らし、総合

カタログについて、以下の3点についてこれを満たしてないものについては改善が望ましいとされた。

① AndroidiOS両方の計測結果を掲載する。

② 上り速度、下り速度両方の計測結果を掲載する。

③ ベストエフォート注釈を本体表示に近接させる。

 

なお、確認結果を、平成308月8日付で各社に通知した。

 

(4)第37回広告表示検討部会での検討結果の確認 

広告表示検討部会での検討結果を受け、適切な広告表示がなされているかあらためて検討を行った。

なお、検討結果を、平成3082日付で各社に通知した。

 

・テレビ広告:1283広告

7社に対し、自主基準、ガイドラインに照らして問題があると指摘。

他については、自主基準、ガイドラインに照らして問題はないとした。

 

・新聞広告:11広告

1社に対し、自主基準、ガイドラインに照らして問題はないとした。

 

 

===今回の指摘事例===

 

今回の主な指摘事例として、以下の5例などが見られた。

 

■テレビCM

 

指摘事項:表示された割引の適用を受けるために別途要する費用が記載されていない。

(自主基準ガイドライン第8条、第22条)

 

・移動体通信と固定通信のセット割引プランの広告表示において、移動体通信料金のみの最安値

を強調表示しているが、表示料金以外に固定通信料金が別途必要であることが分かりづらい。

最安値として表示された料金(この場合は移動体通信料金)以外に利用者が別途負担する

費用がある旨は省略せずに明示すべきではないか(例:「別途固定通信料金が必要」など)。

(自主基準ガイドライン第8条、第22条)

また、条件付き最安料金の広告表示においては利用者の誤認を招かないように一層の適正化の確保

が求められている(総務省「消費者保護ルール実施状況のモニタリング」)ので留意されたい。

 

■テレビCM

 

指摘事項:消費者にとって利益となる事実のみが強調されている。

(自主基準ガイドライン第6条)

 

・ナレーションと画面上の表記(注釈)とが一致していない。

「使い放題」とナレーションでは言い切っていることに対し打消し表示では「放題」に対する利用条件が記載

されている。さらに当該サービスの金額(〇〇円)をナレーションでは言い切り型として訴求しているが

表示では「〇〇円~)となっている。ナレーションで訴求しているのは最安価格であり実際には利用に際し

条件や上限があることが伝わりづらい。

特に、当該CMでは音声の印象が強く注釈文字数も多いことから注釈が読みづらい状態であり、ナレーション

に引きずられて消費者へ誤認を与えかねない広告表示となっている。

なお、条件付き最安料金の広告表示においては利用者の誤認を招かないように一層の適正化の確保

求められている(総務省「消費者保護ルール実施状況のモニタリング」)ので留意されたい。

 

■テレビCM

 

指摘事項:強調表示の文字の大きさに対して、その注釈となる文字の大きさが、7分の1よりも小さい。

(自主基準・ガイドライン第6条第四号及び別表8

 

■テレビCM

 

指摘事項:注釈の文字数が1行あたり横30文字を超えている。

(自主基準ガイドライン第5条、第22条、別表8

 

補足:テレビCMで表示する文字(主として注釈類)は左右幅で1行につき30文字以内かつ

2秒以上の露出とし、大きさや背景などにも配慮し見やすくしてください。30文字を超える場合は、

複数行に分ける、内容をまとめる、Web等へ誘導するなどの工夫をお願いします。

なお、自主基準の“130文字までは文字列の固まりとしての視認性を考慮して定められており、

全角、半角、句読点にかかわらず、1文字とカウントしています(スペースはカウントしません)。

記載文字は必ずしも全角である必要はありませんが、判読可能な文字量は全角・半角でも大きな

差異はないものと自主基準では想定しています。

 

なお、打ち消し表示(注釈)について、総じて背景色や大きさ、配置などへ配慮し見やすくされたい、

との付帯意見がありました。

 

■テレビCM

 

指摘事項:消費税抜き価格の表示であるにも関わらず「税抜き」や「税別」等の表示がない。

(自主基準・ガイドライン第4条)

 

補足:価格表示を行う際に消費税抜きの金額を記載する場合は、「税抜き」等を付記することで、

「現に表示する価格が税込価格であると誤認されないための措置」を行ってください。

参考:国税庁Webサイト

https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shohi/6902.htm